こんにちは、オタクのじゆうです。
この記事では、”ジョジョの奇妙な冒険 6部 ストーンオーシャンのラスト部分について伏線”について
の考察を行います。
ネタバレも含みますため、苦手な方はブラウザバックして下さい。
ジョジョとは
荒木飛呂彦による日本の漫画作品です。略称は「ジョジョ」です。
基本的には、王道的なストーリーで、正義と悪が対立し、仲間と協力しながら、
悪を倒していく話です。
各主人公であるジョジョたちは、困難な時に強くなっていく精神的タフさや、
特殊な能力である、波紋やスタンドを使います。
予想外な展開になる脚本が、面白さだと思っています。
ジョジョ6部ラスト
ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャンのラストについてですが、
エンポリオがプッチ神父を倒します。
そして、プッチ神父を倒した後の世界ですが、プッチ神父が死んでしまったことにより、一巡そのものが無くなってしまい、一巡後の世界とは別物の別世界が誕生します。全員別人に代わっているようです。一巡したわけではなく置き換えられた世界なわけなのですが、ややこしいので、別世界、ということにしておきます。
このあたりですが、原作の箇所とアニメで違う箇所があります。
原作158話、アニメ38話にあたる部分となります。
何点かありましたので、どこが異なるかを、順番に述べていこうと思います。
エルメェスの別世界の名前
1つ目ですが、エルメェスの別世界の名前の話です。
別世界に、エンポリオに、バスでお金を崩すように言ってきた、
”エルメェスだった女の人”は、原作ですと、名前が分からないままストーリーは終わるのですが、
アニメのみ名前が分かります。
特に呼んだり名乗ったりはしませんが、字幕を入れたときと、最後のエンディングを見たときのみ、本名が分かるようになっています。
どうやら、”エルディス”というようです。
エルメェス推しなので、歓喜してしまいました。
エルディスのバックにアクセサリーがついている
2つ目ですが、エルディスの別世界の名前の話です。
そのエルメェスのパラレル、エルディスの話です。細かいところで、原作だとそこまで細かい表現が描かれていないので無いのですが、エルディスのバックにアクセサリーがついています。アクセサリーは雫の形をしていてキラキラ輝きます。
雫というのは雨を連想するもので、ラストでは雨が降っているシーンなわけですが、そのアクセサリーが輝いているということは、これからは雨が止んで、日が差していく、光り輝いていく希望、という意味を匂わせます。エルディスは脱獄囚ではないので、復讐に生きることは無いと分かりますし、お姉ちゃんも生きており家族と仲良く暮らしていけること、ケープカナベラルに向かっていく、これからのエルディスは、幸せであるため、明るい未来を連想できそうです。
アイリンとエルメェスの台詞が加えられている。
3つ目ですが、アイリンとエルメェスの台詞の話です。
エルディスの車に乗るところのシーンは、
原作ですと颯爽と車に乗り、特にアイリンに向かって会話することも無く終わるのですが、
アイリンとエルディスの台詞が加えられています。
アイリン「乗ってよ あたしたちも助かる」
エルディス「まあ 正直 こっちもだ」
と話しています。
原作だとエルディスが会話しているのはアキナスの方なので、どちらかというと、アイリンとは他人感が強かったのですが、2人が向き合っているシーンが追加されたことによって、再び、友愛として仲良くなるような気がする予感を感じて嬉しかったです。
目のハイライトが輝いている
4つ目ですが、アイリンの話です。
アイリンがアキナスと手を握り、「結婚するかも・・・」と言った時、原作は小さなコマなので、分かりづらいのですが、アニメでは、アイリンの目がアップで写され、少し潤んでキラキラと輝いています。この目のハイライトは、たまに出てきており、「ジョナサンの死」「承太郎が瀕死になった時」など愛、死、など大事な感情を表すシーンで使われている印象です。
キラキラした理由は色々あるかと思いますが、「叶えられなかった希望」「今度こそ一緒に生きれる」「アナスイと愛する関係になっている」「戦わず傷つかない世界」など、アイリンの世界が明るいメッセージ性を感じます。
アイリンの服が元の世界の服に似ている
5つ目ですが、アイリンの話です。
アイリンの服は原作では、上の服の方はリボンがついていたのですが、無くなっています。また、下に来ているものも青いズボンだったのですが、緑になっています。元の一巡前の世界の服にそっくりになっています。元の世界を尊重してくれたのだろうと思われ、感激な気持ちでいっぱいです。
ウェザーはエンポリオの隣に座った
6つ目ですが、ウェザーの話です。
原作では一瞬だけ後ろ姿でしか出てこないウェザーですが、アニメでは動きが入りますので、ウェザーは、車を右後ろの扉から乗ったことが分かります。後ろの席に座っていたのは、窓から覗いていることで位置関係からエンポリオのため、エンポリオが奥に詰めて隣に座ったとみられます。エンポリオは、ウェザーも近くに来て更に感激したのではないでしょうか。
最後の集合部分に「FFが入っている」
7つ目ですが、最後の集合絵の話です。
最後の完!の部分の各キャラクターの顔が描かれているシーンですが、
原作には何故かFFがいなかったのですが、しっかりFFが入っています。
割と原作ファンは「最後なのに、仲間であるFFがなんでいないのか」という論議を催していたため、
スタッフが汲んでくれたのでしょうか。
エルメェスの隣という絶妙な位置に入っているのも嬉しかったです。
仲間ハズレにせずFFが仲間であることを強調してくれました。わざわざ考えて入れてくれるジョジョスタッフの愛によって、幸せな最後にしてくれました。
最後の集合部分に「向こう側が虹になっている」
8つ目ですが、最後の景色の話です。
原作では灰色の雨雲で終わりますが、アニメでは雨雲の先の向こう側が虹になっています。雨が上がって、晴れていく描写とみられます。これはウェザーが乗った後に出てくるので、ウェザーの虹も呪い、という悪夢を断ち切っている意味もあるのでは無いでしょうか。雨がいつか止むことにかけて、明るい日が差して、光っていく未来を想起させます。希望を感じる終わりにしてくれました!
エンディングが全部の部が出てくる
9つ目ですが、エンディングの話です。
アニメならではのエンディングですが、影絵で今までの部がストーリーになり描かれます。1部から順番に流れていきます。ファンとしては分かるため、喜びという側面もありますね。星が流れながら、ジョースターの血縁、正義としての血が繋がっていることが分かります。また、そのまま星は流れていくので、これからもジョースターが続いていくのでは無いか、と思わせるようなラストでした。
まとめ
6部は、終わった瞬間感極まって、しばらく放心状態になるくらいの美しい終わりのアニメでした。
最高の終わりにしてくれました。魅せ方を考えられていたんだな、ということを感じ、改めてジョジョは愛されているんだと自覚しました。
6部は他の部よりも更にアニメが難しかったのではないかと思いますが、さすががジョジョスタッフという感想を抱かざるえないくらい感激をいだきました。
さすがスタッフ!俺達に出来ないことをやってのける!そこに痺れる!憧れる!
6部これからも大好きです!
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